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自己理解に悩んだら・・・まずは、人生曲線シートから

自己理解を深めるの始まりは人生曲線を描くこと

 就職・転職活動の時、どの業界、職種、会社を選択すればよいのかはとても悩みます。

また転職に限らず、これからのキャリア形成をどうしていくか、これもとても悩むことです。

これらを考えるときに非常に大切なことの一つは、自己理解を深めることです。

今までの経験を振り返るなどして、自分の価値観、想い、性質、考え方などを整理し自己理解を深めることができなければ、これからのキャリア形成を考えるときに迷ってしまいます。

でも多くの人がそうですが、分かっているようで分かっていないのが自分のことです。

自己理解を始めるときに取り組みやすくて意外と面白い方法を紹介します。

それは、『人生曲線シート』です。

人生曲線シート

「人生曲線シート」とは、これまでの自分の人生の浮き沈みをグラフ化するものです。

「人生グラフシート」、「モチベーショングラフシート」とも呼ばれています。

自分がどんな時に幸福度が上がるのか、また、どんな時に幸福度が下がるのかを書き出すことで、自分の価値観などに気付くことができます。

タテ軸に自分の幸福度の度合い、ヨコ軸に自分の年齢など(時間の経過)を示します。良い時は上に波打ち、悪い時は下に波打つ形になります。

それでは、人生曲線シートの作成方法を簡単に説明します。

人生曲線の作成方法

まずは紙に、下の図のようなタテ軸とヨコ軸を書き入れます。

人生曲線シートのサンプル添付

そして自分の主観・直観で構いせんので、今までの人生の幸福度を曲線で書いて下さい。

そして一番幸福度が高かった時、一番落ち込んでいた時に何があったかメモ書きをして下さい。

併せて、一番幸福度が高かった時から下がっていった時、一番低かった時から上がっていった時に何があったかメモ書きをして下さい。

見本としてはこんな感じです。

人生曲線シートのサンプル添付

これで一旦、人生曲線シートは完成です。正解、不正解は無いものなので、自分の感覚に従って素直に書いて下さい。

そして出来上がれば一度、全体を見て下さい。何か違うな・・と思ったら修正することも必要です。

人生曲線の見方

次にできあがったグラフを見ていきます。
見るポイントは、大きく分けて2つあります。

一つ目のポイントは、曲線が一番高いところと一番低いところです。メモ書きしている出来事も見直して下さい。

なぜ一番高いのか、一番低いのか、理由やその時の状況を考えてみて下さい。

どこで、誰と、何をして、どんなことがあって・・その時に想ったこと、その時の気持ちなども思い出して下さい。その出来事以降に変化したこと(自分の考え方など)を考えるのも有効です。

そして、何か気づきが出てくれば、些細なことであってもシートの余白にメモ書きをすれば、より分かりやすくなります。

二つ目のポイントは、一番高いところから下がっていくところと、一番低いところから上がっていくところです。ここでも、メモ書きしている出来事を見直して下さい。

そして、なぜ下がっていったのか、なぜ上がっていったのか考えてみて下さい。

どこで、誰と、何をして、どんなことがあって・・その時に想ったこと、その時の気持ちなども思い出して下さい。

そして、何か気づきが出てくれば、些細なことであってもシートの余白にメモ書きをすれば、より分かりやすくなります。

人生曲線の活用方法

上記のことをやってみると、表面的な考えや感情だけでなく、一歩踏み込んだ自分の本質にちかい考えや感情に気づきます。

もしくは、自分が嬉しくなること、悲しくなること、やる気が出ること、気持ちが沈むことの基準や共通点に気づくことができます。

そういった気づきがあれば、そこに表れることが仕事選び(業界、職種)、これからのキャリア形成方法のヒントになる可能性が高いのです。

何も気づきがなかった、気づきがあったけどそれ以上のことはあまりよく分らなかった・・・
といったことになっても気にすることはありません。

一人で行うとありがちなことです。

そういったときは、誰か第三者に相談してみて下さい。人が変われば同じことでも見方が変わってくるので、ちょっとしたアドバイスで気づきが出てきて、一気に自己理解が深まることもよくあります。

今は、ハローワークにも通常の求人票などを基にして相談する窓口以外に、キャリア相談を対応してくれる窓口があります。

ジョブカードキャリアコンサルティングといった呼び方をします。

事前予約が必要ですが、最大90分の時間をとって対応してくれます。1回だけでなく、2回、3回と複数回に渡って相談してもらうことも可能です。失業している人だけでなく、在職している人も利用できます。費用は無料です。

専門の勉強をして経験を積んでいるキャリアコンサルタントに相談すると頼りになりますよ。守秘義務もきちんと守ってくれるので心配はありません。

ぜひ、活用してみてください。

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